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『踏切趣味』
踏切観察エッセイ。以前読んだ『踏切土産』はこれの続編だった。主語が無い文体が少し読みにくい。 そっけなさ過ぎ。またはこじつけすぎのようなところもあるかな。というか発展途上だったのか。 『屋上がえり』 色々なビルの屋上へ登ってみたエッセイ。普通は登れない屋上も取材として行っている。壊す寸前のような古いビルの屋上は趣もありそうで行ってみたくなった。が、もうそのビルは無い。 『きんぴらふねふね』 最新エッセイ。食べ物の話である。一番面白かった。かなり地味目な家庭料理と思い出が絡まっている。いわゆるグルメエッセイではないので、品というか粋な感じも漂っているとおもった。 相変わらず主語が無い文体。接続詞も少なくて時々意味がわからなくなる。意識的に修行をして、こういう文体を作っておられるのだろうか。年齢性別不明になりやすい文体だ。
by kororogi2
| 2009-08-29 23:14
| 読書記録
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