いい天気。でも風が強くて埃が・・・・。昼間花を少し撮った。F4のシャッター切るのは気持ちいい。ある種のエクスタシーというか開放感がある。マイクロレンズで花の蘂にピンとあわせするので目は疲れるんだけど。
何年かまえ、脳内なんとかホルモン(またはアルファー波)が分泌されると健康にいい、という話題が流行り、それが出やすい行動がいろいろ紹介されていた。藤原新也氏が雑誌の連載エッセイで、写真よりは絵を描く方が、そういうホルモンが多量に出るのではないか、と書いていた。写真撮影もそういう要素はあるけれど、目の疲労や機械を操作するために、やや妨げられるのではないか、ということだった。だから写真家より画家に長命の人が多いというわけ。その前に藤原氏が珍しく絵の個展を開いててそこへ故池田満寿夫氏がふらりとやってきて(お互い初見)少々会話して、その後あまり時を経ずに訃報を聞いたことから、氏がやや短命だったのは描かなくなったからかなあ。という感想で締めくくられていた。年取ったら絵にしたほうがいいのか?
それよりも、池田満寿夫が世界的な美術家として華々しく活躍していたときに藤原さんは多分一画学生としてそれをみていて、そのときの印象から晩年のなにやら生気の失われた池田氏と会ってしまった感慨なんだろうけれど。